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ひらひらひら。

ちらちらちら。

空から白い妖精が降ってくる。

――聖バレンタインデイ――

「………」

手を差し出すと、フワリと舞った白い粉雪は掌の上で溶けた。

2月14日。

町中がピンク色に盛り上がり、待ちに待ったバレンタインデイ。

吐息が曇る。空は薄い水色。

葉っぱのない木が並ぶ道を、3歩進んで歩幅を縮めた。

ゆっくりゆっくり歩く。

ベンチで仲良さそうに寄り添うお爺ちゃんとお婆ちゃん。

犬を連れ微笑ましく子どもを見守る両親。

手を繋ぎ頬を紅く染める恋人同士。

皆、大切な誰かと過ごす。

2月14日。

甘いチョコレートの香り。

むせかえるような甘ったるい。

カサカサ、と足元で落ち葉が鳴いた。

私は一人。

妖精がヒラリ。

貴方はいない。

寂しくない。

この上ない白の情景に癒される。

白い、白い、白い、

雪。

私に降る雪。

貴方というスペースを埋めて。

「…………」

少し足早に歩く。

家に着いたらチョコレートのお菓子を作ろう。

今日は聖バレンタインデイ。

★END★


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I氏の日常的毒吐きの愛さんより頂きました!
頂いていしまいました・・・・!
棚ぼた状態で幸せでどうしようかと思います・・・!
本当にありがとうございますvv
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